生活習慣病について
生活習慣病はかつて成人病と呼ばれ、主に乱れた生活習慣(食生活、運動、飲酒、喫煙など)から発生するといわれています。
生活習慣病から来る病気・疾患
糖尿病、肥満症、脳卒中、心臓病、高脂血症(脂質異常症)、高血圧症、動脈硬化症、痛風(高尿酸血症)など。
当院の治療方針
医学的な根拠に基づいた生活習慣の指導をいたします。生活習慣病の改善は、まず、日常生活の改善から始まることがほとんどです。今までできなかった健康的な生活を継続していくことは、簡単なことではありませんが、日々の経過を患者さんと一緒に二人三脚で歩んでいくことを心がけます。
また、重篤な糖尿病など、高度な医療機関での治療が必要な場合には、適切な医療機関をご紹介し、紹介病院と十分な連携を取りながら、治療をすすめていきます。
生活習慣の予防法
①適正体重
適正体重は、BMI(体格指数)で計算されます。
BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求めることができます。
日本肥満学会によるとBMIが22の場合は標準、25以上は肥満、35以上は高度肥満と判定しています。
②禁煙
③節度ある飲酒量
厚生労働省は「節度ある適度な飲酒量」を定めています。男性の場合、1日の平均飲酒可能量は瓶ビール1本、日本酒1合、酎ハイ1缶程度、女性はこの1/2~2/3までとなっています。
④規則正しくバランスのよい食事
不規則な食事は太りやすくなります。1日3回、規則正しく食事を摂ることが大事です。また、塩分や脂肪を控えめにし、バランスのよい食事を心がけること、食べ過ぎないことなどが予防につながります。野菜をしっかり食べれば、植物繊維が満腹感を与え、食べ過ぎが抑えられます。
⑤運動習慣
日常生活の中で、体を動かしたり、運動習慣をつけたりすることも大事です。